本日もデザイン日和

ママ×クリエイティブento代表・グラフィックデザイナー馬場早苗の自由帳

2017年 激動の年でした

今年も残すところ、あと数時間。
私にとっては激動の1年になりました。


まずは、太田シティプロモーション事業に認定された「太田パンめぐり」。
予想を遥かに上回る反響となり、好スタートで2017年を迎えました。
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そのおかげで、メディアにも度々、取り上げていただきました。
子供のかかりつけの病院の受付や、郵便局の窓口の方にまで「新聞に出てましたよね?パンめぐりの方ですよね?」などと声をかけていただくことも。

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そして、チラシデザイン講座、テレワーカー養成講座での講師。
聴講された方から「ためになった」「分かりやすかった」など嬉しい声をいただいたり、そこでの新たな出会いからentoの登録クリエイターになってくれた方がいたり。

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群馬県主催の創業プラン実現支援塾で多くのことを学び、仲間に会い、entoの事業について発表する場もいただきました。
約100人の聴衆の前で発表という貴重な体験も。
ここでもいくつもの出会いがあり、発表を見てくれた方から仕事の依頼を受けることもありました。
銀座のぐんまちゃんちにも進出。

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同じく群馬県主催、女性創業者創出ミーティングのイベントチラシの制作をさせてもらえ、出展させていただけたのも、この支援塾へ参加していたのが大きいはず。

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何よりも大きかったのは群馬イノベーションスクールへの参加。
ここでしか出会えない刺激的で個性的で行動的な素晴らしい仲間たちと出会い。 一生付き合っていきたいと思える人たちです。
同期のみならず、今でもOBの方との出会いが広がり続けています。

また、最高の講師と日本を牽引する経営者の方々の特別講義。
講義もグループのメンバーとのディスカッションも、毎回たくさんの刺激と学びを貰いました。
これからの人生に間違いなく大きな影響を与える場でした。

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2017年を締めくくるのは、今までの人生の中で最大のイベントとなった群馬イノベーションアワード。
来場者数3500人。
単に人数が多いだけでなく、群馬を代表する企業の経営者や前橋市長、群馬県知事、事務次官など錚々たる方々が傍聴されていました。
本当に凄いステージに登壇させていただいたものです。

入賞には至りませんでしたが、ファイナリストでなければ見られない景色、受賞できなかったからこその思い、そこから繋がる新たな出会い、このステージに立たなければ得られなかった貴重な経験ができました。
一生忘れられない日になりました。

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ひたすら走り続けてきた2017年。
でも全く辛くはなく、最高に楽しい年だった。

ちょっとのんびりしたい気もするけれど、2018年は、これらの経験と出会いを生かして更に進めるかどうか、試される年になる気がする。
どんな年になるかは、やはり自分次第だね。
ペースも進む方向もまだはっきりしていないけど、来年も楽しい年にしたいな。

群馬イノベーションアワードのプレゼンの動画をアップしました

何人かの方が「イノベーションアワードのプレゼンが見たい」と言ってくれたので、遅ればせながら当日のプレゼンの動画をYouTubeにアップしてみました。
プレゼン自体は約3分、トータルで4分少々です。
もし興味があればご覧ください。

その時は必死でしたけど、改めて見ると恥ずかしいですね(笑)

youtu.be

群馬イノベーションアワード ファイナルステージ!

ついに迎えた群馬イノベーションスクール ファイナルステージ!
2次審査から1ヶ月ありましたが、あっという間でした。

プレゼン時間は3分間。
2次審査からファイナルステージに向け、プレゼン内容を完全に変更し、ブラッシュアップを重ねてきました。
言いたいことは沢山ありますが、サブポイントは全て排除し、メインの特徴のみをアピール。
盛り込み過ぎても聴き手に何も残らず伝わらないからです。

2次審査では実現性や需要などをアピールしました。
ですが、ファイナルステージはビジネスコンテストであると同時に、エンターテイメントでもあります。
プラン内容が分かればいいというわけにはいきません。
聴き手の心に響くように、残るようにしなければなりません。

そもそもプレゼンの目的とは、聴き手の心を動かし、そして行動を起こさせること。

それに向け、ここまで全力で準備してきました。
残るはステージで話すのみー。
最後まで駆け抜けよう。


それで、実際の当日の様子はというと。
ファイナリストは13時集合。
一般の方とは別のファイナリストの受付へ。

リハーサルと同じ控室で簡単な説明を受け、14時半までは自由時間。
なんとお弁当も出ます。 群馬県民にはおなじみ登利平のお弁当です。
お茶やちょっとしたお菓子も用意され、至れり尽くせり。


ここでちょっと、おまけ情報。
控室まで入れる同行者を事前申請することができます。 身の回りの世話をしてもらったり、荷物を預けたりしてもらうためのスタッフということで。
同行者は会場での座席も確保してもらえます。

同行者を連れていない方が多いですが、奥様を連れている方、スタッフを連れている方もいます。
私はカメラマンさんに来て貰いました。
「きっと一生に一度となる貴重な機会だから、記念に動画を残しておくといいよ。」と、過去のファイナリストからのアドバイスを受けたのです。

最初は家族にでも撮ってもらえば充分だと思っていたのですが、私の子供は今5歳と2歳。
ステージも見に来てくれますが、5歳の長女はともかく、2歳の次女は忘れてしまうでしょう。
それがきちんと記録に残れば、大きくなってから見直してもらえる。
ママが働く背中を見て育ってほしい。(普通はパパかw)

そう考えた時、この貴重な機会をきちんとした形に残そうと思ったのです。
ということで、entoの登録カメラマンに動画を、知人のアマチュアカメラマンに写真をお願いしました。
(entoは写真、動画の撮影も承っております。次回のファイナリストの方、いかがですか?と、ちょっと宣伝w)


話を戻して。
待機時間に家族から会場入りしたとの連絡を受けたので、控室を後にして、家族の元へ。
一晩、ママがいなくて大丈夫かと心配していたが、子供達も元気そう。
寂しかった様子は全く感じられず、逆に残念(笑)

一緒に席を確保したり、少しだけマーケットを見て回ったり。
マーケットでは、GISの仲間、ファイナリストの先輩、出店している友人などに何人も会いました。
その際にかけられた言葉で一番多かったのが「緊張してる?」

実は全く緊張してなかったんです。
が、会う人会う人聞いてくるので「緊張してなきゃいけないの?」という疑問が湧いてきて、急に「緊張」という言葉を意識してしまい、ちょっとドキドキしてきた。

そうこうしているうちに、あっという間に集合時間です。
喉の調子がいまだに不安だったので、気管拡張の薬を使い、控室へ。
本番の3分さえ保てば、その後声が出なくなってもいい。
そう思っていたけれど、本番まで残り1時間。
なんとかなりそうです。

ファイナリストとスタッフと連れ立って、ついに舞台袖へ。
昨夜と同じ席、同じ風景。
また来たよ。
ついに本番。
昨夜、存分に楽しもうと思ったんだ。
これから通常では味わえない楽しいステージが始まるんだ。

練習もした、本番に強い自信もある、問題はない。
リハで聞いたBGMが流れる。
これはテンションを上げるための曲。
今から始まることは緊張することではなく、楽しい時間。
そう思い込むことで、気持ちは変えられる。
人間の脳は案外単純で簡単に騙せる。
「緊張」という言葉は抜けた。

入場順に並び、ステージ袖で待つ。
カーテンの隙間から見えるステージ上のスクリーン。
カウントダウンが出る。
煽るな~。
もう楽しむ気満々。
ワクワクしてきたよ。

そして、奈良さんの声が響き、ついに入場。
暗い袖から、照明が眩しいステージへ。
昨日はスタッフだけしかいなかった座席に多くの人が座っている。
これだけの人たちが自分たちのプレゼンを聞くために集まってくれてるんだな。
凄いステージに立たせて貰っているんだなと改めて感じる。
後日聞いたが、入場者は3,500人だったそうだ。
どれほど頭を下げても、これだけの人達が自分の話を聞いてくれる機会などない。
わざわざ足を運び、耳を傾けている人たちに対しても、精一杯やらなければ失礼だ。

子供達の姿も確認。
ママ、頑張ってくるよ。


プレゼンは高校生からなので、社会人の私たちは暫し待機。
本番に向けてそれぞれの方法で出番を待ちます。
他のファイナリストの映像を見ている人、歩いたり体を動かしたりして精神統一する人、イヤホンをして自分の世界に入る人。
私は席を立ち、小声で練習。

あっという間にスタートから30分が過ぎ、自分の番に。
前の方のプレゼン中、舞台袖に上がり、順番を待ちます。
実はみなさん、ピンマイクやハンドマイクを持っているのですが、私は演台マイクのみ。
リハではピンマイクを使用したのですが、スーツにマイクを入れるポケットがなかったんです。
ピンマイクは補助的なもので、声量的には無しでいけるとスタッフさんに言われ、つけないでいくという判断になりました。
でも心配だから、リハの時より声を張っていこう。

前の方が終わり、退場。
入れ替わりで入場です。
すでに聞き慣れたBGM。
そして、GIAといえば和太鼓。
私1人の発表のためだけに演奏してくれているわけです。
それに緊張なんてしていたらもったいない。
テンション上がる!
存分に、この場を、空気を楽しもう!!

リハの時より声量も抑揚もアップしていこう。
第一声もちゃんと出せた。
あとはいつも通り。
間もとり、緩急もつけて。
期待通り、笑いも取れた。

前半、落ち着いて話し過ぎたせいか、予定より時間が押してしまい、それに気を取られ、ちょっとミス。
カットしたはずの文言を話しちゃった。
時間が押してるのに文章を伸ばしてどうする〜と動揺して、もう一つミス。
時間は気にしないと決めていたんだけどね。
どんなにオーバーしたとしてもせいぜい5〜10秒。
数秒を気にして、うまく話せない方がダメだもの。
でもちょっと焦っちゃったな。

小さなミスはしちゃったけど、無事終了!
楽しかった!!
やりきった!!
全て出し尽くしてステージを後に。
やりきった感が強過ぎて、入賞はどうでもいいから、もうこのまま打ち上げに行きたい!という気分。
お酒、全く飲めないんですけどねw

舞台裏の様子はというと、誰もが入賞を目指すライバルであり、ピリピリと張り詰めた空気が… などということはなく(笑)
案外、和やかなムード。
周りのファイナリストがライバル、というよりも、あのステージで戦う仲間という感覚なんです。

「頑張って!」
「お疲れ様!」
「凄くよかった!」
という声と笑顔が飛び交います。

全員の出番が終わると一時休憩。
会場の脇から観客席へ。
相変わらず、すでに終わった感が抜けません。
ちょっと休憩をし、まったりと外村元会長の講義を聞いていましたが、表彰式に控えるために、途中でまだ舞台裏へ。
もちろん、また和やかムード。
他のファイナリストも同様に終わった感が出ていて「あとは手を振ったら終わりだよね?」なんて声も。
いやいや、入賞したらコメント言わないと。

舞台袖に並び、雑談をしながら外村元会長の講義終了を待つ。
全部聞けなかったのは残念だったな。

そしてまたあのステージへ。
高校生から順に入賞者の名前が呼ばれていきます。
リハの投稿に書いた通り、表彰式の立ち位置は完全にステージのセンターなので、発表中も表彰中もスクリーンに映りっぱなし(笑)
気が抜けず、笑顔で頑張っていましたが、口が渇く(笑)

ステージに上がっても、これから発表という緊迫した気持ちになりきれずにいましたが、いよいよビジネスプラン部門 一般の部の発表に。
結果が書かれた紙が、発表者に渡されます。
ここまで来るとやはり期待する。
呼ばれるか、呼ばれないかー。

「ビジネスプラン部門 一般の部、入賞はーー」

残念ながら、呼ばれなかった。
呼ばれたのはGISの同期で同じグループの方。

流石だ。
入賞を争うとしたら、彼とになるだろうと思っていた。
敵わなかったなぁ。
だって、素敵なプランだもん。
ずっと一緒にブラッシュアップしてきて、面白いなぁと思ってた。
しかも彼は表現のプロ。
プランの良さが伝わらないわけがない。
自分が受賞できなかったのは残念だったけれど、同期の受賞は素直に嬉しかった。

部門入賞の発表の後に大賞の発表が残っている。
しかし、社会の役にたつ、多くの人々を救える素晴らしいプランが他にたくさんある。
デザイン業界のBtoBという狭い世界のプランがそれらより評価される、というのは難しいだろう、と思いつつも、一縷の望みをかける。

ーー大賞はまさかの高校生だった。
プランの中身云々の前に高校生が大賞になると思っていなかったので、正直、驚いた。
でも、リハーサルの時から高校生のレベルの高さを感じていたので、納得もした。
凄いなぁ。
これから彼の人生はどう変わって行くんだろう?

人生が変わるかもしれないステージに自分も立っていたんだな。
でも入賞の壁は、やはり高かった。
受賞はできなかったけど、素晴らしい舞台に立つことができ、普通に生活しているだけだったら絶対にできない経験ができた。
本当に楽しかった。

達成感が強過ぎて、この時はそれほど悔しさを感じていなかった。
スポットライトを浴びながらトロフィーやパネルを受け取り、コメントを話す受賞者の背中が、ただただ羨ましかった。

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