本日もデザイン日和

ママ×クリエイティブento代表・グラフィックデザイナー馬場早苗の自由帳

初のゲスト講義!第4回イノベーションスクール 1〜3期生も集結!

第4回イノベーションスクールはいつもの長谷川先生の講義に変わり、ラクサス・テクノロジーズ株式会社の児玉昇司代表取締役社長の公開講義でした。

ラクサス・テクノロジーズ株式会社は月額制で高級ブランドバッグ使い放題のシェアリングサービスを行っている会社です。
児玉社長が立ち上げた会社は、これでなんと4社目!
会社を興すのって、相当なパワーが必要なはずです。
このエピソードを聞いただけでも児玉社長のパワフルさの一端が見えた気がします。

なんと今回のために、児玉社長が起業家向けのプレゼンを用意してくださったそう!
その講義を聞こうと、私たち4期生以外に1〜3期生、企業や行政の方々も参加され、軽く100名を超える聴講者が。
聴衆の視線を一手に集め、いよいよ講義スタートです。

最初に頂いた言葉は「成功は運によるものではない」。
運だけが成功の秘訣なら、成功を連発することはできないですよね。
では、成功に必要なものは何か?
ビジネスの「本質」とは何か?
基本であり根底である重要なキーワードを叩き込まれました。

続いて、具体的にビジネスの見つけ方、イノベーションの起こし方、成功に繋げるためのポイントなど、様々なノウハウが惜しげもなく披露されていきます。
早いテンポで、時にユーモアを織り込みながら。

児玉社長自身の経験談を基にされた話もあり、重みがあります。
何より噛み砕かれていて、分かりやすい!
難しい言葉を使って、自分は知識があり頭がいいとアピールしようとする人が時々いますが、このように難しくなりがちな内容を誰でも分かる言葉で誰もが理解できるように伝える人が本当に頭がいい人ですね。
もちろん、長谷川先生も同様です。

聴講者ももちろん真剣。
重要なキーワードやポイントが出てくるたびに、会場中にペンが走る音が。
会場が変わっても人数が増えても、イノベーションスクールの熱気は同じです。

講義が進むと、イノベーションスクール第1回から、耳にたこができるほど繰り返し聴いてきた言葉がまたも出ました。
「常識を疑え!」
言葉にするのは簡単だけど、これがとても難しい…。
最近は、いかに自分が常識にとらわれ、柔軟な発想ができないかを痛感しています…。

また、これまで考えたこともなかった視点。
「考える」と「悩む」の違い。
ビジネスに必要なのは悩むことではなく、考えること。
考えてるつもりが悩んでたなー、と気づかされました。

ビジネスを展開していくには、パートナーも必要です。
自分のビジネスに興味を持ってもらうための手段であるプレゼン、ピッチのコツもお話ししてくださいました。
ここは比較的、得意分野。
知っている内容もありましたが、新たに得られた知識もありました。
協業するには相手に「寄り添いたくなる強力なメリットを」。
私が与えられるメリットってなんだ?

プレゼンを聞いてもらうための知識として「人の話は10分で飽きる」という話がありました。
ここまで既に1時間以上経過。
しかし、全く飽きていない!飽きる暇がない!
それだけ児玉社長のプレゼンが優れているってことですよね。
そんなプレゼンができるようになりたいな〜。

児玉社長は内容も話し方も素晴らしいのですが、スライド資料もとても素晴らしいんです!
文字のバランスも良く読みやすく、写真の入れ方や使い方も完璧。
うるさくなりがちなアニメーションもこれだけ効果的に的確に使われているのは初めて見ました。
資料も見習うべきポイントだらけでした。

ラストは質疑応答です。
同期からもいくつも質問が。
私は結局最後まで手を挙げられず。
そういうところがダメなんだな〜。

講義終了後には1〜4期生と講師、運営の方々との懇親会も。
そこでやっと児玉社長に一つだけ質問ができました。
過去にも3回会社を興しているということから尋ねた質問は「ビジネスを辞めようと決断するポイントは?」。
頂いた回答は「自分の思い描いた仮定にならなかったら」。
逆に言えば、スタートする時点でそれだけ明確な仮定ができるほどのビジョンを持てているかどうかって事ですよね。
うーん、深い。

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馬場早苗
ママ×クリエイティブento代表。
消費者目線でパンフレットやチラシからイラストまで、幅広く販促ツールの制作を行っているグラフィックデザイナー。
15年のデザイン制作実績。